以前、関西のテレビ番組で「ウォッカが足の臭いに効果がある」と放送されていた、という情報を知りました。
私はほとんどお酒を飲まないし、ましてやウォッカを飲んだことはありません。
ですのでウォッカといえば「めちゃくちゃアルコール度数の高いお酒」というイメージしかなかったのですが、この情報が本物ならウォッカを買ってみようかな・・・
というわけで、実際ホントに効果があるのか?調べてみました。
ウォッカの特徴
足の臭いに関連するウォッカの特徴とはいったい何でしょうか。
アルコール度数が高く、余計なものが混ざっていない(水とアルコールがメイン)
他のお酒に比べてアルコール度数が高い、ということはご存知の方も多いでしょう。
「スピリタス」という種類だとアルコール度数96!!つまり96%がアルコールなんですね。
ただ、ウォッカ全体の平均アルコール度数は40くらいのようです。
アルコールといえば「殺菌・消毒」ということで、一種の消毒液として足の臭い対策に使えるんですね。
余分な成分が少ない
ウォッカは「ウォーター」、つまり水を意味する言葉なのですが、その名の通りクセなく飲めるのが特徴です。
それは、水とアルコール以外の成分が他のお酒に比べて少ないから。
ウォッカの製法
ウォッカは、アルコール度数の低いお酒を加熱してアルコール度数を高めてつくる「蒸留酒」(スピリッツ)の一種です。他の有名なスピリッツといえばジン、ラム、テキーラですね。
ウォッカはジンと同じく大麦、ライムギ、じゃがいもを原料につくられます。ですが、ウォッカは蒸留してつくった原酒をろ過することで、余分な成分を除去している点が異なります。
この製法の違いが、足の臭い対策に使えるか使えないかのポイントです。
ウォッカを使った足の臭い対策
では、具体的にどうやってウォッカを使って足の臭い対策をするのでしょうか。
コットンやガーゼにしみ込ませて足を拭く
除菌シート感覚で足を拭きます。コットンやガーゼにしみ込ませ、足の指の間などニオイが気になる部分を拭くことで殺菌効果が期待できます。
ウォッカ足湯に浸かる
別記事で紹介したミョウバン、重曹などのように足湯にしてしまう方法もあります。
ウォッカ原液そのものに足を入れると刺激が強すぎるので、水で薄めます。
ウォッカ1に対し、水3の割合で混ぜてウォッカ足湯をつくります。(お湯を使うとアルコール成分が揮発して量が減ってしまいます)
ウォッカ足湯に足を付けた後、アルコール臭をとるために水ですすいだらOKです。
手作り消臭スプレーも
消毒用のアルコールスプレーがあるように、ウォッカスプレーも殺菌・消毒効果があります。
空のスプレーボトルに水で10倍に薄めたウォッカを入れるだけです。足の臭いの他、靴や靴下、さらにほかの衣類消臭にも使えます。
パッチテストをしたうえで、濃度はお好みで濃くしてもかまいません。ちなみに濃い方がアルコール濃度は高くなるので乾きが早くなります。
ウォッカの足の臭い対策に関する注意
それでは、ウォッカを使った足の臭い対策に関する注意事項をまとめます。
火気厳禁
当たり前ですが、アルコールがたっぷり入っているものを火のそばで使わないようにしましょう。
ウォッカ足湯しながら煙草に火をつけるなんてことはしちゃいけません。
パッチテストはしておいた方が良いです
別記事で紹介しているミョウバンや重曹よりも、ウォッカのほうが肌への刺激は強くなっています。
そのため、肌の弱い人がいきなり使うと肌荒れの危険があります。なので、事前にパッチテストを行うのがベターです。
ヘアカラーや化粧品などでパッチテストをしたことのある方なら何となくわかると思いますが、手順はこんな感じです。
①あなたが使用する濃度に調製したウォッカを綿棒にとる。
②腕の内側に薄く塗って自然乾燥させる。
③塗って30分後と48時間後の皮膚のようすを確認する。
まとめ:わざわざウォッカを使わなくても、アルコールで十分じゃないの?
すみません。
ここまで読んでいただいてアレですが、私の感想としては

わざわざウォッカを使う必要ある?
でした。あなたもそう感じたかもしれませんね。
ウォッカを買うよりも、市販されているエタノールのほうが安く手軽に手に入ります。はっきり言って、ウォッカを使う必要性はありません。
あくまでも、こうした裏ワザがあるよ、といった程度の認識で十分だと思います。
※アルコールを使った足のニオイ対策は別記事にまとめております。

まぁあなたがウォッカ大好きで、飲みきれないほど家にあるならちょっと試してみてもいいかも・・・